2023.09.29

退職について

フレックス制ってどういう仕組み?

フルタイムやアルバイトなど、働き方にもさまざまなスタイルが存在します。その他にも「フレックス制」という働き方があり、近年注目を集めています。フレックス制は労働者にとって柔軟な働き方という側面を持つゆえに、魅力が多いと言われることも多いです。ここでは、フレックス制はどういう働き方なのか、メリットとデメリットについて解説します。転職を考えていたり、転職サイトを見たりする際に、ぜひ参考にしてくださいね。

 

フレックス制とはどういう働き方?

フレックス制とは、一定期間における労働時間が事前に定められ、その範囲内で始業時間や終業時間を労働者が自由に決めることができる働き方のことを言います。例えば、1ヶ月に180時間という労働時間が決められていたとしたら、日々の出勤時間の合計で規定の時間を満たせば良いので、今日は4時間働いたけれど、明日は8時間働くという選択も可能です。働き方が多様化している現在、始業時間や終業時間、1日の勤務時間を労働者が自身の裁量で決定できるフレックス制は、彼らのワークライフバランスを大切にし、充足感を持った生活を送ることができます。

フレックス制を導入する企業は徐々に増えているとされていますが、特に以下のような職種でフレックス制が取り入れられています。

  • エンジニア、プログラマーなどIT関連の職種
  • デザイナーや事務職
  • マスコミ関係など

上記のような職種は仕事が細分化され、自分のペースで進めやすい仕事なので、フレックス制が導入しやすいと言えます。しかし、他の人と連携したり、顧客と頻繁に会ったりする必要がある接客業や営業という職種は、フレックス制には向かないため、一般的な雇用スタイルのままというケースが多いでしょう。

また、フレックス制を導入していても、いつでも自由に出勤や退勤ができない場合もあります。なぜなら、フレックス制を採用している企業は、必ず労働者が出勤しなければならない時間帯を設定しているケースがあるからです。例えば、24時間のうち、0時~11時は出勤・退勤自由(フレキシブルタイム)ですが、11時~15時までは必須出勤時間(コアタイム)で、15時~24時までは再び自由に出退勤できるというようなスタイルを取ります。このように、コアタイムを設けている理由は、労働者同士のコミュニケーションや情報共有、会議や商談などの時間を作るためです。しかし、フレックス制にはスーパーフレックス制というものもあります。これは、フレキシブルタイムとコアタイムを設けず、すべての時間をフレキシブルにしたうえで、働き方自体を労働者にすべて任せるという考え方です。

フレックス制で働くメリットとは

1日8時間、週40時間働くという一般的なスタイルとは違い、仕事もプライベートも上手く両立させることが可能なフレックス制のメリットは数多くあります。そのいくつかを下記にご紹介しましょう。

自分の時間を大切にできる

フレックス制は始業時間や終業時間を選ぶことができるため、プライベートを優先することが可能となります。例えば、早く起きるのが苦手な場合は始業時間を遅めにすることで、身体のリズムを整えることができますし、家庭を持っている人は終業時間を早めに切り上げれば、家族とゆっくり話す時間を持つこともできるのです。このようにフレックス制は、仕事をしているがゆえにプライベートを犠牲にするということが少なくなります。

効率の良いスケジュールを組むことが可能

始業・終業時間が決まっていると、時にはメリハリがない働き方になり、納期までに結局バタバタしてしまうということもありますよね。しかし、フレックス制は、自分で仕事時間を管理する必要があるため、タスクの優先順位をイメージするなど効率的な働き方を考えるようになります。そのおかげで上手く仕事量をこなせたり、良いアイデアが浮かぶようになったりなど、パフォーマンスの向上も期待できるでしょう。

フレックス制で働くデメリットについて

フレックス制は現代に合った働き方として注目されていますが、デメリットも存在します。フレックス制に興味がある方は、次のような点もチェックしておくことが重要です。

労働者同士のコミュニケーションが取りづらい

フレックス制は柔軟な働き方ができる点が強みですが、柔軟であればあるほど一緒に働くことよりも、労働者個人の時間の方が重要視されるようになる場合があります。それゆえに、労働者同士が仕事のことで話し合ったり、情報を共有しあったりすることが少なくなってしまうのです。もちろん、フレックス制でコアタイムを導入している企業もありますが、コアタイムに必ず一緒に仕事が出来る状況になるとは限りません。そのため、コミュニケーションの手段が対面よりもメールや文書になることが多く、問題の解決や意思決定などに時間がかかったり、困難になったりする可能性があります。

自己管理が苦手な人には向いていないかも

労働者には、さまざまなタイプの人が存在します。フレックス制で自由に働きたい人もいれば、1日8時間のフルタイムで仕事をする方が楽だと思う人もいるでしょう。後者のように働き方を企業側が管理してくれる方が良いという場合は、フレックス制のやり方では戸惑ってしまうかもしれません。なぜなら、フレックス制は、仕事の進め方などを自分でスケジューリングする必要が出てくるからです。そのため、自己管理が上手くできないと仕事が溜まり過ぎたり、休みさえも程よく取れないという危険性も生じます。

疑問点があれば、転職の面接時に尋ねてみよう

一口にフレックス制と言っても、コアタイムがあるのか、スーパーフレックスなのかという点でも働き方は異なってきます。フレックス制を導入している企業に転職を考え、転職サイトなどを確認する際にはそのあたりも気を付けてチェックしてください。また、転職サイト上だけでは分からない部分も多いため、疑問点がある場合は、実際の面接時に詳しく尋ねる姿勢が大切です。

まとめ

フレックス制は一般的な働き方とは異なる部分が、いくつもあります。しかし、フレックス制と言っても、企業によって多少の違いはあるので、転職などをする際には事前によく調べておくことが必要になります。

 

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