2021.04.02

転職・再就職について

障害者雇用枠とは

今回は、「障害者雇用枠」での就職、転職について、そのしくみやメリットなどについてご紹介します。近年増えている、発達障害やうつ病などの精神障害者の方が働くにあたって、利用できる制度にはどういったものがあるのでしょうか?障害があっても、自分の特性を活かしながら「自分らしく働く」ということは十分に可能ですよ。

「障害者雇用枠」の利用について

障害者雇用とはなに?

障害者雇用とは、企業において、様々な障害を持っている人に限定して、雇用を行うことです。「障害者雇用枠」という特別な枠での採用になるので、一般の雇用とは異なる採用基準がとられています。この枠で応募する際には「障害者手帳」を所有していることが条件となっています。障害の有無に関係なく、働く機会を得ることができる点は、真の意味での「雇用機会の平等」といえるでしょう。

しかし、障害者手帳を持っているからといって、一般雇用枠に応募できないわけではありません。あくまで、障害者手帳があれば、障害者雇用枠に応募できる条件があるというだけですので、その辺りは混同しないように押さえておきましょう。

「障害者手帳」にはどんな種類がある?

先ほどもお話しした通り、「障害者雇用枠」に応募するためには、「障害者手帳」を持っている必要があります。「障害者手帳」には様々な種類がありますが、ここでは、精神障害の方を対象とした「精神障害者保健福祉手帳」について説明します。この手帳の利用目的は、生活のしづらさを緩和させ、社会参加の促進を図ることにあります。精神障害とは、統合失調症やうつ病、てんかん、依存症、高次脳機能障害、発達障害などのことです。障害者手帳を持っていれば、税金の控除を受けられるといった制度や、博物館などの施設を無料で使用できるなどのサービスを受けることができます。 また、精神障害は2018年より「障害者雇用枠」での雇用義務の対象になったため、手帳があれば障害と向き合いながら働くことが可能になるのです。

広まっていく「障害者雇用」の実態

「障害者雇用率制度」とは?

近年、国の取り組みとして企業や自治体は、一定の数以上の障害者を雇用するように義務づけられています。現在は、民間企業の社員数の2.2%に当たる人数の障害者の雇用を求めており、これが2021年3月には2.3%に引き上げられることになっています。つまり、国としても障害者の雇用を推進していることが分かります。こういった背景もあって、企業でも障害者の積極的な雇用が始まっているのです。

障害者に対する合理的配慮って?

「障害者雇用枠」を採用している企業には、法律で「合理的配慮」をしなければいけないと定められています。これは、障害者の採用の段階から、業務の割り振りに至るまで、それぞれの障害の特性に応じた適切な配慮を行うべきだという意味です。障害者雇用促進法では、障害者が就業の中で困っていることを相談できるような対策についても講じられています。

「障害者雇用枠」で就職、転職活動を行うメリットとデメリット

「障害者雇用枠」を利用するメリット

「障害者雇用枠」を利用して就職活動を行う一番のメリットは、周囲から障害への理解を得やすいことにあります。自分が苦手なことを事前に伝えることができ、仕事のやり方などについて配慮してもらうことも可能でしょう。また、勤務時間などについても柔軟に対応してもらえることが多いです。通院するために必要な時間をきちんと確保できることも多く、悩むことが少なくなります。

「障害者雇用枠」を利用するデメリット

「障害者雇用枠」を利用することにより、障害があるということを隠せなくなってしまうことになります。そのため、どうしても特別扱いをされてしまう場合もあるでしょう。障害の度合いによっては問題なく行える仕事であっても、「障害があるからできないだろう」と思われてしまい、挑戦させてもらえないこともあるかもしれません。また、転職サイトでは、主に事務職がメインとなっています。「バリバリ働きたい」という方には、物足りなさを感じてしまう場合もあります。自分のやりたいことが狭まってしまう点が一番のデメリットといえるでしょう。

障害年金はもらえる?障害年金等級とは?

障害年金とは、病気によって生活に支障をきたしている場合に支給される年金のことです。障害年金等級には1級から3級までがあり、それぞれの生活の大変さや障害の程度などに応じて、受給できる金額が異なります。仕事をしている場合は、仕事ができる程度の能力があるという事実があるため、障害年金がもらえないケースがあり得ます。

しかし、働いているとはいえ、「障害者雇用枠」での採用なら、障害の程度や状況などを証明しやすくなるため、自分が困っていることを表現でき、自立が難しいことが証明できれば、障害年金の支給が決定されることも十分可能です。申請が通ると、給与の他に障害年金も受給できることになり、より経済的に自立ができるようになります。これもメリットの一つでしょう。

障害者雇用枠での就職・転職活動の始め方

求人はどうやって探せばいいのか?

障害者雇用の求人を探す際は、ハローワークや民間の就労移行支援などに足を運ぶことから始めてみましょう。何かしらの資格を持っていたり、得意なことがあったりする場合は、それを伝えると自分の適性に合わせた仕事を振ってもらえる可能性が高まります。また、「職員の数が多いと緊張してしまう」「朝は起きられないため、昼からの仕事が良い」などの希望を事前に伝えておくことで、より良い職場とマッチングできることでしょう。

なお、転職サイトでも障害者雇用限定の仕事がたくさん紹介されていますので、一度ぜひ検索してみてくださいね。いくつかの転職サイトや口コミサイトを比較しながら、使用することがおすすめです。

無理をしないことが一番大切

「障害者雇用枠」で就職したものの、症状が悪化してしまう場合もあります。また、職場に適応できないという理由で、退職をしてしまう方もいます。この時に「自分はダメな人間だ」と思う必要はありません。働くことは大切なことですが、それ以上に大切なのは自分の心と身体です。「なんだか辛い」「この職場にいると苦しい」そう感じたら、無理をせずに相談できる方に伝え、しばらく休むという選択をしましょう。そして、余裕が出てきた際には、自分により合うと思える職場に転職することも考えてみてくださいね。

まとめ

障害を抱えていたとしても、自分の感性や特技を活かして働くことは十分に可能です。自分の体調と相談しながら、自分らしく働くことができるように、こういった形態での就職活動を視野に入れてみてください。「障害者雇用枠」での就職に興味を持った方は、インターネットなどで積極的に情報を集めてみてくださいね。

 

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