2019.05.08

就労について

その会社、ブラック企業かも?判定方法を教えます

長時間労働や精神的な圧力によって社員を追い込むブラック企業は、社会的な問題になっています。あなたの勤めている会社がブラック企業かどうかを見極め、ブラック企業なら時間を無駄にしないようにすぐ辞めましょう。

ブラック企業とはそもそも何? 特徴は?

ブラック企業を簡単に見分ける方法として、下のリストを確認してみてください。ブラック企業は、以下の特徴にあてはまることが多いようです。

  • 残業時間が月に100時間以上ある
  • 離職率が非常に高く、人の入れ替わりが激しい
  • ハラスメント行為があたりまえ
  • 休日出勤を強いられて休めない
  • 達成不可能なノルマを強要される

 

長時間残業、休日出勤が当たり前な会社は、言うまでもなくブラック企業です。ブラック企業に勤めている人の中には、過酷な労働が当たり前になっていて、ブラックだと気づけない人もいます。

上司に言われるがまま仕事をこなし、自分の担当ではない仕事まで強いられる。いわゆる「使われホーダイ」になっていませんか? ブラック企業は上下関係が厳しく体育会系の部活のような会社が多いので、立場が上の人の言う事は聞かざるを得なくなってしまいがちです。耐えかねた人の中には、無理だとはっきり言った人もいるはず。しかし受け入れてもらえないのがブラック企業です。

あなたがどれだけ努力しても、ハラスメントに耐えて仕事をこなしていても、評価されることがなかったら辛いですよね。

しかしブラック企業は、評価も休みももらえない会社です。

一般的には残業時間が100時間以上ある企業はブラックと言われていますが、法律では一日8時間、週に40時間の労働時間を超えてはいけないとされています。会社と社員の間で労働時間について話し合っていれば、定められた労働時間は超えても良いとされていますが、ブラック企業の場合はお構いなし。

あなたの残業時間はどれくらいですか?

厚生労働省が定めた基準では、過労死ラインと言われる残業は80時間。この時間を超えていたら、かなりの確率でブラック企業です。ブラック企業は中小企業に多いと言われていますが、大手企業でも関係ありません。

怒鳴られたり仕事を押し付けられたりしながらブラック企業に勤め続けるよりも、あなたの長所をいかせる職場に転職しましょう。退職届を出しても受け入れてもらえなかった人には、退職代行サービスを利用する方法もあります。

今の仕事量と給料は見合っている? 同期と比べてみたことは?

ブラック企業は、家族経営、小規模経営のこともあります。あなたの同期や周りに、重役の家族がいませんか?

重役の家族と比べて仕事量がとても多かったり、給料に明らかに差があったりする場合もブラック企業の可能性があります。家族経営の企業は身内びいきになりやすく、仕事量や給料に大きく関係します。

ひどい企業になると家族の給料だけを上げたり、仕事量を減らしたりするだけでなく、簡単に他の社員をクビにすることもあります。「明日の朝までにやっておけ!」と仕事を任されたあなたと、定時退社する同期とでは、明らかな差がありますよね。

実は、このようなことは家族経営以外でも起こっています。本来企業が社員を雇用する時は、労働基準法などの法律を守りながら経営しなければなりません。ブラック企業の場合は法律というルールをおろそかにしがちです。経営者や重役が社員と家族の差をつけるつもりがなくても、ブラック化している可能性があります。

大手企業だと労働組合があるので、社員と経営者の力関係のバランスを平等に近づけられます。家族・小規模経営だと、労働組合が作られていないことがほとんどです。労働組合がないため社員が意見する機会が無く、長時間残業・給料の差などが生まれてしまい、ブラック化している企業もたくさんあるといわれています。

給料・労働時間の差があっても、自分の努力・実績が足りないと頑張っていませんか?

もう一度務めている会社の特徴を見直してみてください。長時間労働や明らかな給料の差があるのに、それが当たり前になっていたら勤めている会社はブラック企業です。

以上の特徴に当てはまらない企業でも、不当に低い基本給や内容不明の手当支給されている可能性があります。ブラック企業では内容がわからない手当が支給されることがありますが、努力の成果などと言われると良い気分になってしまいますよね。努力の成果と言われた手当は会社の言い訳です。会社利益を確保するために、本来もらえる手当を別の手当として支給しただけです。

経営方法・給料・不当な手当・労働時間などに大きな差があるなら、転職を考えてみた方が良いかもしれません。

友人の仕事の話と比べて違和感はありませんか?

気分の浮き沈みが激しいと感じたら「うつ病」も疑いましょう

久しぶりの休みの日に友達とお酒を飲んだり、気分転換に遊びに出かけたりしたときに仕事の話になることがありますよね。お互いの仕事の話は、ブラック企業を見分けるための大きなヒントになります。

あなたの会社ではコミュニケーション・教育と言いながら、女性社員にべたべたと触ったりする上司や、自分の担当外の仕事を投げてくる人はいませんか? これ、いわゆる「ハラスメント行為」です。

パワハラ・マタハラ・セクハラなどが自社で当たり前になっていると、自分では気づきにくい物。かげ口・悪口・暴言・無視などもハラスメントです。「使えない」とか「来なくていい」とか言うクセに、辞めようとすると辞めさせてくれないのがブラック企業。仕事を当たり前にこなしているあなたには、悪い点などはありません。もし悪い所があると考えている人は、無理に悪い所を探そうとしていませんか?

ブラック企業の怖さのひとつに「洗脳」があると言われています。

ふだん、悪口を言うのが苦手な人も、思い切って友人に相談してみましょう。自分の会社と友人の会社を比べて、ブラック企業かどうかを見極めてください。お互いに似たような会社だった場合は、人の入れ替わりも気にしてみましょう。毎週・毎月のように新しい人が入社してきたり、一年中求人広告を出したりしている企業もブラックの可能性が高いです。

離職率が高い原因の多くは、仕事のノルマがきつい、残業時間が多い、給料が見合わないからです。3年以上勤めている人が少なく、先輩の年齢が遠いことも当たり前です。

あなたが当たり前だと思っていることは、一般的にはおかしいと思われている可能性があります。あなたの感じている小さな違和感は、会社がブラック企業だと体が感じ取っているからかもしれません。辛い会社に無理をして居続ける理由はありません。日本では我慢して努力を続けて実力を身に着けることが良いとされていますが、あなたの体が壊れてしまっては元も子もありません。

日によって気分の浮き沈みが激しい場合は特に気を付けてください。体は大丈夫だと思っても精神的にまいっているので、うつ病の可能性もあります。まだ頑張れる。ではなく限界を感じる前にブラック企業をやめましょう。退職したいと伝えても辞められない場合は、代行サービスを利用する方法もありますからね。

ブラック企業の特徴は一般的に広まってきていますが、実際にブラック企業に勤めていると自己を見失ってしまいがちだということを自覚しましょう。

今回、紹介した特徴と勤めている会社を比べてみてください。もし、ブラック企業だとわかったら、一日でも早く辞めるのが得策です。次の就職先が決まっている場合は、辞めやすくなります。ブラック企業にあなたの大切な時間や体力を捧げる必要はありません。自分で言ってもダメなら、退職代行サービスなど他人の手を借りてでもブラック企業をやめて、働きやすい環境で真の自分自身の力を発揮してくださいね。

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