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退職リトリートの評判・料金を契約前に確認|広告の数字は本当?

退職や休職を考えているときに「退職リトリート」という名前を見かけて検索した、という人は多いのではないでしょうか。失業給付金の申請をサポートしてくれるサービスらしいけれど、まだ新しいサービスのようで、口コミや実績が見当たらず不安に感じている方もいるはずです。

この記事では、退職リトリートの運営会社やサービス内容、料金体系を、公開されている情報をもとに整理していきます。良い点は良い点として、気になる点は気になる点として、公平に紹介しますので、契約前の判断材料として役立ててください。あわせて、そもそも失業保険や傷病手当金がどんな制度なのかも解説します。

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「退職リトリート」とはどんなサービス?

運営会社は設立1年ほどの新しい会社

退職リトリートを運営しているのは、株式会社あさひデジタルマーケティングです。特定商取引法に基づく表記によると、所在地は東京都練馬区、代表取締役は南佑樹氏です。運営者情報のページによると、事業内容は「退職リトリートの運営」「退職後のキャリア支援」「広告事業」の3つとされています。

この会社は2025年1月に設立されており、まだ運営歴は1年に満たない新しい会社です。事業内容に「広告事業」が含まれていることから、社会保険や労務の専門機関としてスタートした会社というより、マーケティング領域から給付金サポート事業に参入した会社である可能性がうかがえます。

サービス内容(失業給付金の申請サポート、申請代行ではない点)

退職リトリートが提供しているのは、失業保険(雇用保険の基本手当)の申請サポートです。公式サイトのFAQでは、社労士や経験豊富なスタッフが在籍しているとされ、公式LINEやZoomを通じて個別に案内を行うとされています。

ただし、給付金の申請そのものを代行するわけではありません。公式サイトのFAQには「申請の代行はできませんが、どう動けばよいかをすべて具体的にご案内します」と明記されており、これは他の同種サービスとも共通する前提です。また、退職リトリートが対応しているのは失業給付金のみで、傷病手当金には対応していない点も確認しておきたいポイントです。

退職リトリートの評判・口コミ

X(旧Twitter)・Yahoo!知恵袋・Googleマップで「退職リトリート」に関する第三者の口コミを調べましたが、実際に利用した人による具体的な投稿はほとんど見当たりませんでした。サービス自体が2025年前後に始まったばかりとみられ、判断材料となる口コミがまだ蓄積されていない段階だと考えられます。

口コミが少ないこと自体は、サービスの信頼性を否定する材料にはなりません。ただし、第三者の声が乏しい以上、公式サイトの案内だけで判断せず、次に紹介する運営会社の実態や料金体系といった、確認できる一次情報をもとに検討することをおすすめします。

契約前に確認しておきたいポイント

運営会社の事業内容に「広告事業」が含まれている点

前述のとおり、運営会社の事業内容には「広告事業」が明記されています。給付金サポートを専業とする会社ではなく、複数の事業を手掛ける会社の一事業という位置づけである点は、契約前に理解しておいた方がよいポイントです。これ自体が問題というわけではありませんが、社会保険や労務を専門とする会社かどうかを重視する方にとっては、確認しておきたい情報です。

実績数が公開されていない点

公式サイトには「条件を満たせば失業保険の金額や期間を大きく増やせる」といった案内がある一方、これまでに何人をサポートしたか、受給成功率がどの程度かといった実績数値は公開されていません。実績を重視して比較検討したい方にとっては、判断材料が限られている状況です。

社労士在籍の記載はあるが、氏名や登録番号までは確認できない

公式サイトのFAQには「雇用保険や退職制度に詳しい社労士や、経験豊富なスタッフが在籍しています」との記載があります。ただし、担当する社労士の氏名や社会保険労務士登録番号までは公開されておらず、社労士本人が直接サポートを行うのか、あくまで監修という立場に留まるのかも判然としません。社労士が実際に申請内容をチェックする体制かどうかを重視する方は、契約前に担当者の氏名や登録番号を確認しておくと安心です。登録の有無は、全国社会保険労務士会連合会の検索システムで照会できます。

退職リトリートの料金体系

特定商取引法に基づく表記によると、退職リトリートの料金は以下のとおりです。

項目 内容
一括支払い 338,000円(税込)
分割支払い 338,000円(税込)
追加料金 なし
支払い方法 クレジットカード決済・銀行振込

ここは良い点として挙げられる部分です。一括払いと分割払いで金額差がなく、追加料金もないと明記されています。同種のサービスの中には、分割払いを選ぶと総額が数万円〜十数万円高くなるケースもある中、この点はシンプルで分かりやすい料金体系だと言えます。

返金条件

一方で、返金条件については確認しておくべき点があります。特定商取引法に基づく表記には「サービス利用後に途中解約した場合であったとしても、返金はお受けしておりません」と明記されており、これは他社と同様、途中解約に対しては厳しい設定です。

ただし、全額返金保証については「給付金が一切貰えない場合のみ、全額返金保証付き」と条件が比較的明確に書かれています。これまで扱ってきた他社の中には、「故意又は重過失による場合を除き返金不可」といった、返金対象が分かりにくい表記のところもありましたが、退職リトリートの「給付金が一切貰えない場合」という条件は、読者にとって理解しやすい書き方になっている点は評価できます。

「最大300万円」「最短1ヶ月」って本当?

退職リトリートの公式サイトでは、「最大300万円」「最短1ヶ月で受給開始」といった数字が訴求されています。この種の給付金サポートサービスの多くは、失業保険の「就職困難者」という区分を活用することを前提に受給額を試算しているため、まずはこの制度の実態から確認していきます。

「最大300万円」が成立する条件

大前提としてこうした給付金サポートにおける失業手当の申請サポートとは一般的に失業手当を「就職困難者」として申請するためのサポートの事を指します。

参考:よくあるご質問(雇用保険について)|ハローワークインターネットサービス

就職困難者として申請を行うと、就職困難者認定を受けるための条件を満たすことに加えて、年齢が45歳以上であれば場合の所定給付日数が最大360日です。これは一般区分の最大330日(会社都合退職・被保険者期間20年以上が必要)よりもさらに多い給付日数となります。そこから基本手当日額の上限(45〜59歳で8,870円)に360日を掛け合わせると約319万円となるため、「最大300万円」という数字自体は、45歳以上の方が就職困難者として申請することを前提とした試算としてはおおむね妥当な計算です。

参考:雇用保険の基本手当日額の変更|厚生労働省

つまり、理論上は可能な額であり、金額の計算ロジック自体が全くの誇張というわけではありません。ただし、その金額に到達するには、在職時の賃金水準が日額上限に達するほど高いこと、被保険者期間や年齢の条件を満たすことに加えて、何より「就職困難者として認定されること」という、確定診断・通院実績・申請タイミングが揃って初めて成立する前提条件があります。広告で強調される金額の裏側にあるこうした条件は、契約前にきちんと確認しておく必要があります。

「最短1ヶ月で受給開始」が成立する条件

失業保険の受給開始までの一般的な流れは、離職票の受け取り(退職後おおむね10日〜2週間)、ハローワークでの求職申し込み、7日間の待期期間、初回の失業認定日(申請から約4週間後)、そして認定日からおおむね1週間後の振込、という順序で進みます。給付制限が一切かからない最速のケースを想定しても、これらを合計すると受給開始までにはおおよそ1.5~2ヶ月前後かかるのが一般的です。「最短1ヶ月」という表現は、この標準的な最短フローよりもさらに短く、実現のハードルが高い数字だと考えられます。

退職前後の給付金サポートを選ぶ際の3つの視点

運営会社の実績・事業実態の透明性

運営会社がどんな事業を手掛けているか、実績数値が公開されているかどうかは、サービスの継続性を判断する材料になります。給付金サポートを専業とする会社か、複数事業のうちの一つかによって、体制の厚みも変わってくる可能性があります。

対応範囲(失業保険のみか、傷病手当金も含むか)

退職後同過ごしていきたいかという意向によっては、失業保険だけでなく傷病手当金も選択肢に入ってきます。自分の状況にどの制度が当てはまるのかを踏まえ、対応範囲が自分のニーズに合っているサービスを選ぶことが大切です。

返金条件の明確さ

返金保証をうたっているサービスでも、実際にどんな条件を満たせば返金の対象になるのかは、公式サイトの案内だけでなく、特定商取引法に基づく表記まで必ず確認しましょう。条件が具体的で分かりやすく書かれているかどうかも、比較のポイントになります。

退職リトリートに関するよくある質問

無料相談だけでも利用できる?

公式サイトによると、オンライン無料個別面談は原則お一人様1回限りとされています。実際にサポートを希望する場合は、前述の金額でのご提供になるとの案内があります。相談を申し込む際に、回数や範囲をあらためて確認しておくと安心です。

傷病手当金の相談もできる?

退職リトリートは失業給付金の申請サポートに特化したサービスであり、傷病手当金には対応していません。体調不良を理由とした退職で傷病手当金も検討したい場合は、両方に対応しているサービスを探すか、別途傷病手当金に対応した窓口に相談する必要があります。

契約前に確認しておくべきことは?

料金の総額(一括・分割とも338,000円である点)、途中解約時に返金がない点、全額返金保証が適用される条件(給付金が一切貰えない場合のみ)の3点は、契約前に必ず確認しておきたいポイントです。公式サイトの案内だけでなく、特定商取引法に基づく表記まで目を通しておくことをおすすめします。

自分に合った退職給付金サポートを選ぶには

退職前後の給付金制度は、失業保険と傷病手当金だけでも条件や手続きが細かく分かれており、自分の状況にどれが当てはまるのか分かりにくいと感じる人も少なくありません。だからこそ、運営会社の実態や料金体系、返金条件をきちんと比較した上で、納得できるサービスを選ぶことが大切です。

退職コンシェルジュでは、退職前後に利用できる給付金制度の相談を受け付けています。自分がどの制度の対象になりそうか、申請までにどんな準備が必要かを知りたい方は、下記のページから気軽にご相談ください。

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この記事の監修者

萩原 伸一郎

CREED BANK株式会社

ファイナンシャルプランナー(FP)資格を持ち、東証一部上場企業に入社。資産形成、資産運用、個人のライフプランニングなどを経験。これまでに10,000名以上の退職後のお金や退職代行に関する相談などを対応した経験から、社会保険や失業保険についてわかりやすく解説。

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