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仕事辞めたい気持ちはストレスのサイン?セルフ診断で確認

診断チェックリスト

「また月曜日が来てしまった」「仕事のことを考えると胸が重い」
——そんな気持ちが続いているなら、あなたのストレスはすでにかなりのところまで来ているかもしれません。

仕事を辞めたいと思う気持ちは、誰にでも一度はあるものです。
ただ、それが単なる気分の波なのか、本当に限界が近づいているサインなのかを見極めることはなかなか難しい……そこで役立つのが「セルフ診断」です。

この記事では、今の自分のストレス状態をざっくり把握できるチェックリストから、仕事のストレスに関する最新データ、そして「辞めるか辞めないか」の判断をするためのヒントまでをまとめて解説しています。ぜひ自分のペースで読み進めてみてください。

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今のストレスレベルを確認する【セルフ診断チェックリスト】

まずは今の自分の状態を客観的に確認してみましょう。最近1か月を思い浮かべながら、当てはまる項目をクリックしてチェックを入れてください。チェックした数に応じてストレスレベルの目安が自動的に表示されます。

なお、このチェックリストはあくまで状態の目安を把握するためのものです。医療機関による診断の代わりになるものではありません。


寝付きが悪い・夜中に目が覚める・朝になっても疲れが取れない

食欲がなくなった、または逆に食べ過ぎてしまう

頭痛・肩こり・胃の不調など身体の不調が続いている

めまいや動悸を感じることがある

気力がわかず、何をするのも億劫に感じる


朝、仕事のことを考えると気持ちが沈む・会社に行きたくないと感じる

以前は好きだった仕事が、今はまったく楽しく感じられない

仕事でミスが増えた、集中力が続かなくなった

「もう全部投げ出したい」「消えてしまいたい」と思うことがある

仕事に関係のないことでも、やる気が起きない状態が続いている


残業・休日出勤が常態化しており、休む時間がほとんどない

仕事の量が多すぎて、処理しきれない状態が続いている

自分の意見や提案が職場でまったく通らないと感じる

会社の方針や価値観と、自分の考え方が大きくズレている

給与・待遇への不満が大きく、改善の見込みも感じられない


上司・同僚との関係がうまくいっておらず、職場に居づらさを感じる

ハラスメント(パワハラ・セクハラなど)を受けていると感じる

職場の誰にも本音を話せず、孤立感がある

顧客・取引先からのクレームやプレッシャーが大きく、消耗している

休日でも仕事の人間関係のことが頭から離れない

0
 / 20 項目

0〜5個:一時的なストレスの可能性が高い状態です。休息や気分転換を意識しながら様子を見ましょう。

※ このチェックリストは状態の目安を把握するためのものです。医療機関による診断の代わりになるものではありません。心身の不調が続く場合は医療機関を受診してください。

仕事のストレスはなぜこんなに多い?実態データで見る現状

「自分だけがこんなにしんどいのかな」と思ってしまいがちですが、職場のストレスは実は非常に広く存在する問題です。国のデータからその実態を見てみましょう。

働く人の約7割が強いストレスを感じている

厚生労働省が毎年実施している「労働安全衛生調査(実態調査)」の最新結果によると、仕事や職業生活に関することで強いストレスを感じると回答した労働者の割合は68.3%にのぼります。つまり、働く人の約3人に2人が何らかの強いストレスを抱えている実態があります。

ストレスの原因ランキング:何が一番つらい?

同調査では、ストレスの具体的な内容も調べられています。以下は「強いストレスを感じる」と回答した労働者が挙げた原因の上位をまとめたものです。

順位 ストレスの内容 割合(令和6年)
1 仕事の量

43.2%

2 仕事の失敗・責任の発生等

36.2%

3 仕事の質

26.4%

4 対人関係(セクハラ・パワハラを含む)

約25%

5 雇用の安定性(派遣・契約社員に多い傾向)

約11%

出典:厚生労働省「令和6年労働安全衛生調査(実態調査)結果の概況」

1位の「仕事の量」は就業形態を問わず幅広い層に見られる一方、派遣労働者では「雇用の安定性」への不安がとくに高い割合を占めるなど、立場によってストレスの原因に違いがあることもわかっています。

「仕事が多すぎる」「ミスしたらどうしようという不安」「求められる質のレベルが高すぎる」
——これらは特定の個人の問題ではなく、多くの働く人が直面している構造的な課題です。辞めたいと感じるほどのストレスを抱えていることは、決して珍しいことではありません。

「仕事辞めたい」と思ったら確認したい5つのサイン

「辞めたい」という気持ちは誰でも一度は感じるものです。ただ、それが「一時的なしんどさ」なのか「限界のサイン」なのかを見極めることが大切です。以下の5つは、心身が本格的に限界に近づいているときに現れやすいサインです。いくつ当てはまるか確認してみてください。

サイン・どういう状態か


身体の不調が続いている

睡眠障害・慢性的な頭痛・胃の不調・動悸など、原因がはっきりしない身体症状が2週間以上続いている状態。仕事のストレスが身体に出始めているサインで、放置すると症状が悪化しやすい。


職場のことを考えるだけで気持ちが沈む

休日の夜や月曜の朝に強い憂鬱感がある、通勤途中に足が重いという状態。「仕事が嫌い」というより「その職場自体が精神的な負担になっている」ことを示すサインであることが多い。


仕事のパフォーマンスが落ちた

以前はできていたことにミスが増えた、集中力が続かない、判断が鈍くなったと感じる。脳が慢性的なストレスにさらされると認知機能が低下することが知られており、これはサボりではなくストレスの影響。


人と関わることを避けるようになった

同僚との会話が億劫、飲み会や雑談を避けるようになった、上司の顔を見たくないと感じる。社会的な回避行動は、精神的な疲弊が深刻化しているサインのひとつ。


休日も気が休まらない

休日なのに仕事のことが頭から離れない、翌週のことを考えると不安で眠れないなど、仕事とプライベートの境目がなくなっている状態。回復のための時間が機能していないことを意味する。

気になる項目をクリックしてみてください。

※ このチェックリストは状態の目安を把握するためのものです。医療機関による診断の代わりになるものではありません。

上記のサインが3つ以上重なっている場合、ストレスが慢性化しているケースが多く見られます。「気合いでなんとかなる」という段階を超えている可能性があるため、次のセクションで紹介する公的な制度やセルフチェックを積極的に活用してみてください。

ストレスが限界に近づいているときに使える公的チェック・制度

ストレスの深刻度を把握したいとき、あるいは職場の問題を改善したいときに使える制度やツールが、国によって整備されています。「無料で使えるもの」「会社を通じて使えるもの」の2軸で整理しておきます。

職場のストレスチェック制度(労働安全衛生法)

2015年から、労働安全衛生法に基づいて「ストレスチェック制度」が実施されています。会社が従業員に対して年1回、ストレスに関する質問票への回答を実施する制度です。さらに令和7年5月に法律が改正され、これまで努力義務だった従業員数50人未満の事業場にも、順次義務化される方向が決まりました。

参考:厚生労働省「ストレスチェック制度・メンタルヘルス対策」

項目 内容
対象:常時使用する労働者(パート・派遣含む)。従業員50人以上の事業場は義務、50人未満も令和7年の法改正により順次義務化予定。
実施頻度 年1回以上
費用 無料(事業者負担)
内容 ストレスに関する質問票に回答し、医師・保健師等が集計・評価。結果は本人に直接通知され、事業者への提供は本人の同意がない限り禁止。
高ストレス者への対応 一定の要件に該当した場合、本人の申し出により医師による面接指導を受けられる(事業者が実施を拒否することは違法)。
不利益取扱いの禁止 ストレスチェックの受検・結果・面接指導の申し出を理由とした解雇・降格・減給などは法律で禁止されている。

ストレスチェックの結果が「高ストレス」と判定されたにもかかわらず会社が面接指導を提供しない場合や、結果を理由に不利益な扱いを受けた場合は、所轄の労働基準監督署に相談することができます。

厚生労働省「こころの耳」のセルフチェックを活用する

厚生労働省が運営する「こころの耳」は、働く人のメンタルヘルスに特化した無料のポータルサイトです。会社のストレスチェックとは別に、いつでも自分のペースで使えるセルフチェックツールが複数公開されています。

ツール名 特徴・内容
5分でできる職場のストレスセルフチェック 仕事のストレス要因・ストレス反応・周囲のサポートの3方向からストレス状態を把握。結果はレーダーチャートで表示される。
3分でできる職場のストレスセルフチェック より短時間で手軽に使えるチェックツール。気軽に状態を確認したいときに向いている。
疲労蓄積度セルフチェック2023(働く人用) 仕事による疲労の蓄積度合いを確認できる。過労に気づきにくい人にも適している。

出典:厚生労働省「こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト」

これらのチェックはいずれも無料・匿名で利用できます。会社に知られることなく自分のストレス状態を客観視できるため、「職場のストレスチェックの結果が気になるけれど会社に知られたくない」という人にも使いやすい選択肢です。

辞める前にできること・辞めたほうがいいケースの違い

「辞めたい」という気持ちが出てきたとき、すぐに行動を起こすべきか、少し立ち止まるべきか、判断に迷う人は多いはずです。状況によって取るべき行動は変わるので、まず「今の自分はどちらに近いか」を整理しておきましょう。

まず試してほしい3つの対処法

ストレスの原因が一時的なものだったり、環境を少し変えることで改善できる余地があるなら、いきなり退職するより先に試せることがあります。

対処法 具体的にできること
上司や信頼できる人に相談する 業務量・人間関係・配置転換など、職場内で解決できる問題は意外と多い。上司への相談が難しければ、人事部門や産業カウンセラー(いる場合)に打ち明けるのも一つの手。
有給休暇・休職制度を使う ストレスの多くは「休む時間がない」ことで悪化する。有給休暇は労働者の権利であり、取得を理由とした不利益取扱いは違法。医師の診断書があれば傷病手当金を受給しながらの休職も検討できる。
外部の相談窓口を使う 会社に知られずに使える公的な相談窓口(こころの耳・総合労働相談コーナーなど)は無料で利用できる。第三者に話すことで、自分では気づけなかった解決策が見つかることも多い。

これに当てはまったら転職・退職を真剣に検討するタイミング

一方で、以下のような状況が続いているなら、無理に留まることがかえって心身のダメージを深める場合があります。

退職・転職を検討すべき状況
ハラスメント(パワハラ・セクハラ)が継続しており、会社が改善しない
医師から「休養が必要」と診断されているにもかかわらず、働き続けざるを得ない状況にある
違法な長時間労働・残業代未払いが常態化しており、是正される気配がない
半年以上にわたって改善を試みたが、ストレスの原因がまったく変わっていない
「死にたい」「消えてしまいたい」という気持ちが繰り返し浮かぶ

特に最後の項目に当てはまる場合は、転職・退職の検討よりも先に、医療機関や相談窓口への連絡を優先してください。

ケーススタディ:よくある3つのパターン

ケース 状況 考えられる対応
繁忙期のストレス型 年度末・プロジェクト終盤など特定時期だけ「辞めたい」と感じる。繁忙期が終わると気持ちが落ち着く。 まず有給休暇を取得して心身を回復。繁忙期後に改めて今後を判断する。
人間関係起因型 特定の上司や同僚との関係が原因で、ほかの業務や職場環境には不満がない。 異動・部署変更の相談を人事に打診する。改善が見込めない場合は転職も選択肢。
慢性疲弊型 数か月以上にわたって身体症状・意欲低下・睡眠障害が続いており、「辞めたい」より「もう限界」に近い状態。 まず医療機関を受診し、必要なら休職。回復後に転職・継続を判断する。

また、日常生活のストレスによる体調不良の場合等、傷病手当金の申請を行える可能性がございます。
退職コンシェルジュでは、給付金サポートを専門としたサービスとして退職前のご相談から給付金の受給完了まで一貫してサポートしておりますので、制度の内容がよく分からない方や自分が対象になるのか知りたい方は、お気軽にご相談ください。

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一人で抱え込まないために。活用できる公的相談窓口まとめ

「誰かに話したいけど、周りに迷惑をかけたくない」——そう思う人ほど、実は相談窓口をうまく使ってほしいと思います。以下はすべて無料で利用でき、匿名で相談できるものがほとんどです。

窓口名 手段 受付時間・概要
こころの耳 電話相談
0120-565-455(無料)
電話 平日17:00〜22:00、土日10:00〜16:00(祝日・年末年始除く)。産業カウンセラーが対応。匿名可。
こころの耳 SNS相談 SNS(LINE等) 平日17:00〜22:00、土日10:00〜16:00(祝日・年末年始除く)。声を出さずに相談できる。
総合労働相談コーナー 窓口・電話 全国の労働局・労働基準監督署内に設置。ハラスメント・解雇・残業代未払いなど労働問題全般の相談に無料で対応。平日9:30〜17:15。
労働条件相談「ほっとライン」
0120-811-610(無料)
電話 平日夜間・土日祝日に対応(17:00〜22:00、土日祝10:00〜22:00)。長時間労働・賃金不払いなど労働基準関係の相談専用。

出典:厚生労働省「こころの耳の相談窓口」厚生労働省「総合労働相談コーナーのご案内」

よくある質問(Q&A)

Q:ストレスで仕事を辞めるのは「逃げ」ですか?

「逃げ」ではありません。ストレスが限界に達した状態で働き続けることは、心身の健康を大きく損なうリスクがあります。厚生労働省の調査でも、長期間の高ストレス状態はうつ病などのメンタルヘルス疾患につながることが示されています。自分の健康を守るための選択は、逃げではなく適切な判断です。

Q:チェックリストで「高ストレス」と出たらどうすればいいですか?

まず一人で抱え込まないことが大切です。職場のストレスチェックを受けている場合は、医師への面接指導を申し出ることができます。職場外では、こころの耳の電話・SNS・文章相談を利用するほか、かかりつけ医や心療内科・精神科への受診も選択肢です。「受診するほどではないかも」と感じていても、早めに相談することで回復が早くなるケースがほとんどです。

Q:会社にストレスチェックを求めることはできますか?

従業員50人以上の事業場では、年1回のストレスチェックが義務付けられています。また、令和7年5月の法改正により、50人未満の事業場についても順次義務化が進む予定です。

Q:退職前に傷病手当金をもらうことはできますか?

健康保険に加入している被保険者が、病気・けがで働けない状態になった場合、傷病手当金を受給できる可能性があります。標準報酬日額の3分の2相当額が、通算して最長1年6か月支給されます。詳細は加入している健康保険組合または協会けんぽに確認してください。

もし退職を決断した後、傷病手当金や失業給付の申請手続きに不安があれば、退職コンシェルジュへ一度ご相談を。
専門スタッフがあなたの状況に合わせて、丁寧にサポートいたします。

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まとめ:診断の次にやること

「仕事辞めたい」という気持ちは、ストレスが一定のラインを超えたサインです。大切なのは、その気持ちを否定することでも、衝動的に動くことでもなく、まず今の自分の状態を把握することです。

この記事でご紹介した流れを、もう一度整理しておきます。

ステップ やること
1 チェックリストや公的なセルフチェックで、今のストレス状態を把握する
2 ストレスの原因が「解決できるもの」か「そうでないもの」かを切り分ける
3 一人で抱え込まず、公的な相談窓口や医療機関を積極的に活用する
4 状況に応じて「休む」「改善を求める」「転職・退職を検討する」を判断する

仕事のストレスは、気づいたときにはすでにかなり蓄積していることが多いものです。「辞めたい」という気持ちが出てきたこと自体、自分の限界を教えてくれているサインだと受け取ってみてください。

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この記事の監修者

萩原 伸一郎

CREED BANK株式会社

ファイナンシャルプランナー(FP)資格を持ち、東証一部上場企業に入社。資産形成、資産運用、個人のライフプランニングなどを経験。これまでに10,000名以上の退職後のお金や退職代行に関する相談などを対応した経験から、社会保険や失業保険についてわかりやすく解説。

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